恋愛両立
「早紀ちゃん?」
ガヤガヤ声がする中から声が聞こえた。
あ、私いつの間にか寝てたんだ・・・
「いーって真佐美、早紀ちゃん疲れてんだろ?」
「でもっ・・・」
ゆっくり目を開くと私と同じ目線になるようにしゃがんだまーちゃん。
まーちゃんの後ろにはサトシくんが立っていた。
「起きた?休憩だって、おトイレ行かない?」
まーちゃんの顔は心配そう。
いろいろ察してくれてるんだろうな・・・・
「ん、大丈夫。」
起きて、バスの車内を見渡す。
誰も居ないバス。
ダメだ、頭がクラクラする。
さすがに2日寝てないのは辛いな・・・
敦くんが居るから来たかった。
こんな風になるなら来なかった。
やっぱり、仕事を大事にしてしまう。
こんな私、誰とも付き合えないのかな・・・・