恋愛両立



「早紀ちゃん?」



ガヤガヤ声がする中から声が聞こえた。



あ、私いつの間にか寝てたんだ・・・




「いーって真佐美、早紀ちゃん疲れてんだろ?」



「でもっ・・・」




ゆっくり目を開くと私と同じ目線になるようにしゃがんだまーちゃん。



まーちゃんの後ろにはサトシくんが立っていた。



「起きた?休憩だって、おトイレ行かない?」



まーちゃんの顔は心配そう。



いろいろ察してくれてるんだろうな・・・・



「ん、大丈夫。」




起きて、バスの車内を見渡す。



誰も居ないバス。



ダメだ、頭がクラクラする。



さすがに2日寝てないのは辛いな・・・












敦くんが居るから来たかった。




こんな風になるなら来なかった。





やっぱり、仕事を大事にしてしまう。




こんな私、誰とも付き合えないのかな・・・・



< 48 / 102 >

この作品をシェア

pagetop