恋愛両立




「こらっ!!敦ーー!!」




バンっと大きな音を立ててドアが開いたと思ったら、あっという間に敦くんはベッドの下。





「何考えてんだよ!早紀ちゃん病人!!」




「いってー・・・・」




椅子で腰を打ったようで、腰をさすりながら立ち上がる敦くん。





「んだよ、邪魔すんなよ、テツ」




そう、勢いよく入ってきたのはてっちゃん。




私は目を大きくさせ二人を見た。




「あ、早紀ちゃん、バーベキューの準備できたよ。行こ。」




てっちゃんは敦くんを無視し、そう言って私の手を引く。




「え?あ、敦くん大丈夫?」



私が腰をさすってる敦くんを見て言うと



「だーいじょうぶ、病人向かって盛ったほうが悪い。」



てっちゃんはそう言うと私の手を引いて部屋を出た。












階段を下りてすぐ、パタパタという音がこっちに向かってる。







「早紀ちゃん!!」





そう言ってこっちに向かって走ってくるのは・・・
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