恋愛両立





「あーっ久々に運動したよー」



そう言ってパラソルの下のレジャーシートに座った早紀ちゃん。



横に寝転がってる俺は座った早紀ちゃんのパーカーの裾を引っ張った。



「暑くない?」



下から見上げる俺。



「え?」



キョトンとする早紀ちゃん。



俺はパーカーの中に手を入れた。



「わっ・・だめっ」



早紀ちゃんは真っ赤になって慌ててパーカーの裾を押さえる。



「なんで?」



「なんでって・・・」



俺は起き上がり早紀ちゃんの腰をぐっ持ち自分の方へ引き寄せる。



「海だよ?邪魔じゃん。コレ」



早紀ちゃんの着ているパーカーのジッパーに手を掛ける



「ちょっ・・・敦君っ」



少し下げると手を止められた。



両手で俺の手を握る早紀ちゃん。



「いいのっ・・・恥ずかしいからっ」



真っ赤な早紀ちゃん。



なんかダメ。虐めたくなる。



「なんで?みんな水着じゃん。」



「だめだってば・・・ホント・・・」



「なんで?」





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