恋愛両立



俺、しつこい?



水着姿、見たいってのもあるけどさ。



真っ赤になってる早紀ちゃん見たらなんかウズウズしてきたって言うか・・・




なんて考えてると。




「自信っ・・・無いから・・・敦くん、がっかりするかなって・・・」



小さな声で早紀ちゃんが言う。



「え・・?」



「ホントっ・・ぺったんこだから・・・」



そう言って下を向いて胸の前で手をクロスにする。



なんか声震えてない?



下から顔を覗き込むと、今にも流れそうな涙を溜めて・・・



って、俺べつに胸の大きさなんて気にしないのに。



安心させるように優しく笑顔を作る。



早紀ちゃんのほっぺを軽くつまみ



「俺、巨乳好きに見える?」



「え・・・?」


パーカー着てる理由は俺に見られたくないから?



って可愛過ぎるんですけど。



「別に胸の大きさなんて気にしてないけど?」



「ほんと?」



「うん。ホント。」



にっこり笑ってまたジッパーを下げようとすると



「わっ・・・ダメだって・・・」



また焦って俺の手を止める。




可愛すぎ。





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