恋愛両立




「ふぁ・・・ん・・ちゅ・・」



甘い甘いキスのせいで唇の隙間から声が出てしまう。


恥ずかしいって思ってても、こんな甘いキスされたら・・・・


長いキスが終わり、ゆっくり唇が離れた。



頭がぼーっとする。。。



ゆっくり目を空けると、優しい目をした敦くんと目があった。



「早紀ちゃんエロ。。。」


そう言って体を少し離すと、敦くんが私を見る。



あ、浴衣。。。



祭りから長時間経っていた、胸元がちょっと緩んできていた。



「あっ・・えと。。」



私は慌てて胸元に手を当てる。



ゆっくり敦くんを見上げると



「やばい。。これ結構男の夢だったりするんだよな。。」



手で口元を抑えてつぶやいた。



夢?なにが?


首をかしげて敦くんを見る。



すると、




「浴衣脱がすの。あ、でも着たままってのもいいかも」



そう言いながら、意地悪な笑顔で私の首元に手を当てる。



意味が分かった私は



「だっダメ!ちゃんと脱いで畳まないと!律子さんに借りてるんだから!」




そう言って抵抗してみたんだけど、




「わっ・・・・」





腕を引かれ、ふわっと浮いたと思ったら、ベッドに深く沈んだ。





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