恋愛両立
機械音がなって目が覚めた。
「んー?なんの音・・・?」
聞き覚えのない機械音はけたたましく鳴り響く。
部屋を見回して、今旅行に来ているんだと思い出した。
で、見慣れない部屋は・・・
あ、そか。ここ早紀ちゃんの部屋だ。。
ぼーっとする頭を回転させている間に、機械音は消えた。
早紀ちゃんのケータイのアラームかな?
勝手に見るのも悪いし。
横を見るとスヤスヤ眠る可愛い寝顔。
童顔の早紀ちゃんは寝ているとさらに幼くなる。
最後、気を失った早紀ちゃんに俺の着替え用のポロシャツを着せた。
俺が着ると半袖なんだけどな。
小さな早紀ちゃんには5分袖になっていた。
かなり無理をさせてしまったから疲れているんだろう。
もう一度なりだした機械音にも全く動じなくスヤスヤ眠っている。
悪いと思いつつ、起こすのもかわいそうだし、と思って、巾着の中に入っていた早紀ちゃんの携帯のアラームを止めた。
「んーっ今日もいい天気」
カーテンの隙間から漏れた光が部屋に入っていた。
どうすればいいのかわからなかったけど、このままにしておくのはマズイと思って、床に広がる昨日早紀ちゃんが着ていた浴衣をハンガーに掛けた。
やばいな。。。。
浴衣を見ると昨日の早紀ちゃんを思い出す。
顔の筋肉が。。。
顔を洗って、歯を磨いて。
部屋に戻ると早紀ちゃんは起きていた。