恋愛両立


機械音がなって目が覚めた。


「んー?なんの音・・・?」


聞き覚えのない機械音はけたたましく鳴り響く。



部屋を見回して、今旅行に来ているんだと思い出した。



で、見慣れない部屋は・・・



あ、そか。ここ早紀ちゃんの部屋だ。。



ぼーっとする頭を回転させている間に、機械音は消えた。



早紀ちゃんのケータイのアラームかな?


勝手に見るのも悪いし。



横を見るとスヤスヤ眠る可愛い寝顔。



童顔の早紀ちゃんは寝ているとさらに幼くなる。





最後、気を失った早紀ちゃんに俺の着替え用のポロシャツを着せた。


俺が着ると半袖なんだけどな。


小さな早紀ちゃんには5分袖になっていた。




かなり無理をさせてしまったから疲れているんだろう。


もう一度なりだした機械音にも全く動じなくスヤスヤ眠っている。












悪いと思いつつ、起こすのもかわいそうだし、と思って、巾着の中に入っていた早紀ちゃんの携帯のアラームを止めた。


「んーっ今日もいい天気」


カーテンの隙間から漏れた光が部屋に入っていた。





どうすればいいのかわからなかったけど、このままにしておくのはマズイと思って、床に広がる昨日早紀ちゃんが着ていた浴衣をハンガーに掛けた。



やばいな。。。。



浴衣を見ると昨日の早紀ちゃんを思い出す。



顔の筋肉が。。。





顔を洗って、歯を磨いて。



部屋に戻ると早紀ちゃんは起きていた。







< 99 / 102 >

この作品をシェア

pagetop