─暴走族のお姫さま─



あたしはそう思って
未來のお腹に回す腕に
ギュッと力を入れ
背中に顔を埋めた。



伝わってくる
未來の鼓動。



もし子どもを
産むことができたなら
あたしと未來の子どもも
こんな風に鼓動を
たててたのかもしれないね。



悔やんでも
悔やみきれない過去が
あたしを時々
こうやって苦しめるよ。



一番消したい過去。



一生消えない過去。



叶わないなら



今は未來だけを
求めるよ。













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