†Orion†〜Nao's Story〜


朝食を食べ終えたあと、亜里沙がいつものように家に迎えに来る。

洗面所で最後の身だしなみチェックをしていると、玄関からお父さんと亜里沙の話し声が聞こえてきた。



「へぇー、奈緒、ピアス開けるんだぁ」


「そうそう」



ピアスを開けること、あたしが真っ先に亜里沙に言いたかったのに。

本人よりも先に、お父さんが亜里沙に報告している。



「だからさ、亜里沙ちゃん。病院に付き添ってあげてくれるかな」


「いいですよ? あ、お父さん。承諾書、書きました?」


「……承諾書?」



あたしよりも先にピアスを開けた亜里沙は何かと詳しい。



< 80 / 220 >

この作品をシェア

pagetop