ぬくもり
7.協力者
道を歩いてると、見知っている暑そうな背中を見つけた。
少しでも早くこっちを向いて欲しくて、
「ハジメくんっ!」
少し遠くから名前を呼んだ。
「…奈央!」
多分、3日ぶり…ぐらいなのに、凄く久しぶりな感じ。
近寄って、暑いね、なんて話してると…
「……誰だ?その子。」
いきなり、ハジメくんの後ろから聞いたことのない声が聞こえた。
ふと、ハジメくんの後ろを覗いてみると、ハジメくんと同じようにスーツ姿の男の人がいた。