虹色箒星
普通の家よりはるかに天井の高いこの家では三階がすごく遠かったが、あっという間にベットメイキングを済ませ、風呂の準備までしててくれた。仕事早っ!
天宮と驚いてその仕事振りを見ていれば、俺達に気付いたジオデールさんだったかな?ニッコリと笑い

「丁度準備が出来た所です。寝る前にハーブティーはいかがです?それともホットミルクの方がよろしいでしょうか?」

寝る前にいっぱいの温かな飲み物なんて優雅な生活だ・・・
寝る前の1ッポンの缶ビールと言う生活とは別世界。

「ありがとうございます。だけどもう飲みすぎてるからお水で十分です」
「じゃあ俺、ミルクより紅茶もらいたいな」

本当ならコーヒーを飲みたいのだが、眠れなくなってしまっては本末転倒。なので手を上げて喉が渇いた事を素直に言えばジオデールさんは柔らかな笑みを携えて

「今お持ちします」

言って部屋を出て行ってしまった。
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