月から堕ちたアリス





『アルト!!!!』



あたしが追い掛けようとすると、ラビに腕を掴まれた。



『離して!!アルトが危ない!!!!』

「冷静になってよ!!今のアリスが行ってどうなるの?!間違いなく共倒れだよ!!」

『…くっ………!!』





あたしは…



少年1人も救うことができないの…??!!



唇を噛み締める。



















一方、アルトは――





「大丈夫…。もう何もしないから怯えなくていいよ…??」



――ウゥゥゥゥッ…!!――



アルトは右手をシチビに近付ける。



――ウウゥッ!!!!――



「うっ………!!!!」

「「『っ!!』」」



ガッ、という音がしたと思った瞬間、アルトの右腕にシチビが思いきり噛みついていた。


その腕からは赤い血がポタポタと滴り落ちている。





このままじゃ、アルトの右腕が引きちぎられちゃうよ!!!!
< 155 / 246 >

この作品をシェア

pagetop