恋・したい
カタカタとプリント用紙が次から次へと出てくる。携帯を開きメールを読んだ。

「野上先生、地球上に僕達3人しかいなくなったらどっちと付き合いますか?」
『はっ!?』
「三浦先生、そんな下らない質問しないでくださいよ。もちろん僕に決まってるじゃないですか」

…アホらしい

『そんな質問に答える義務はありません』

冷たく言い放ち引き出しからプリント用紙を数束取り出し、プリントされたての資料と一緒に一纏めにする。残りは家でやろうっと。うるさくて集中出来ないよ。
パソコン用のバッグに用紙とパソコンを入れてコートを羽織り職員室から出ようとしたら

「野上先生!送りますよ」

いい加減にしてよね…
『これから用事があるので。お疲れ様でした』

職員室のドアを強めに閉めた。外に出たら雪がチラチラと舞ってる。綺麗だけど髪が濡れちゃうなぁ…
柚季が待ってる場所へと急ぐ。サクサクと雪道を歩く音が耳に届く、この音好きなんだ。2つめの信号を渡って右側のコンビニが目に入る。丁度傘を購入した高校生が出てゆくところだ。傘買っていこうかな、立ち止まりバッグから財布を取り出し小銭をチェックしてると

【莉梨愛ちゃん】

不意に柚季から傘を渡された。
< 127 / 244 >

この作品をシェア

pagetop