恋・したい
おとなしく柚季の腕の中に収まり身体を預ける。この想いが柚季に届いたらいいのに。テレパシーみたく。

【莉梨愛ちゃん仔猫みたいに可愛い。…甘えん坊だね】

優しくゆっくりと髪を撫ぜてくれる手が愛しい。このまま抱きしめられて朝を迎えたい…
って私何考えてるのっ!?
恥ずかしくなって柚季の腕の中から逃げた。

『ッ、部屋だいぶ温かくなったね。お腹空いた~』
【だね…土鍋ある?】

キッチンへと足を運び土鍋を出しソファに戻ってTVをつける。顔見れないよぅ!!

【少し待ってね。はいっ、莉梨愛ちゃん!】

缶ビールが柚季の手から空へと投げ出され私の腕の中へと移動した。

【ナイスキャッチ♪】
『ありがとう』

笑った顔が一番好きだな。猫目みたくなるとこが可愛いんだよね。

【なに?僕の顔そんなにいいの?】

どうやら無意識のうちに見つめてたらしくからかい混じりで聞いてきた。

『べっ、別に……』

ビールを喉に流し込み慌てて視線をTVへと移す。…つまんない番組だな―。ぽちぽちとチャンネルを変える。
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