恋・したい
愛しくなって抱きしめようとしたらリムジンはスーッとゆっくり停止した。

【さぁ、莉梨愛ちゃん何があってもただ笑ってるだけでいいからね。僕の傍から離れないでね】

なんで?と質問する前にドアが開いた。

「柚季様、お待ちしておりました」
【みんなは?】
「はい、揃っておいでです」

…何?此処はどこ?
日本だよね…
だって飛行機に乗らなかったもん。
目の前の建物に圧倒され動けないでいると柚季が手を引き連れてってくれる。
大きな漆黒の扉をホテルのベルボーイみたいな服装の人たちが開くとそこは
洋画でみる様な華やかなパーティー会場が私の視界を占領して離さなかった。
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