恋・したい
【莉梨愛ちゃん】

校門を出て声をかけられた。

『ゆずき!?なんで…』
【莉梨愛ちゃん待ってたの】

無邪気に笑って私の手をとり

【ねぇ、お腹空いちゃった。ご飯食べに行こうよ】
『構わないけど、あまり長い間居られないから』

ニコッと微笑むと手を引っ張り走り出す。

『ちょっと?ゆずきっ!』

なんなの!?このコは。走るのなんて久しぶり…。

【着いた―】

ぜぇぜぇゆってる私を尻目にゆずきは店のドアを開ける。

【莉梨愛ちゃんどうぞ】
『はぁ…、ありがとう』
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