恋・したい
『そんなことないもん』
【じゃなんでそんなに真っ赤なの?嘘はよくないなぁ】

つつぅと舌が首筋を這う。スカートの裾をきつく握りしめて声を我慢する。

【我慢はよくないんだよ。ほら、身体震えてる…】
『我慢なんかしてないもん。震えてるのは…さ、寒いから』
【じゃ一緒にお風呂入ろうか】

ぷちぷちとウールのカーディガンの釦を器用に外していく。

『柚季!ひとりで入れるから~!!!』

目一杯の力で柚季を押し退けて離れるも、まだ諦めないのかカーディガンを脱がした。続いてスカートの左側に手をかける。下手に逃げたら破れるので一時停止。ファスナーが下りたとこで素早く身を翻す。

【ああっ!?あとちょっとだったのに~】
『何が“あとちょっと”よ!もうっ!』

怒ってる私に柚季は

【そんな顔も色っぽいよ】

だって!!
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