准教授 高野先生の恋人
窒息するかと思うほど、私の顔が彼の胸に、ぎゅうぎゅうぴたりと密着する。
頭の上で、なんだか妙に得意気な明るい彼の声がする。
「僕の心臓、365日年中無休で、絶賛拍動中!」
彼の腕に、しっかりすっぽり収まったまま、私の口は、もごもご、ふがふが・・・。
「“絶賛”って・・・」
「じゃあ、好評拍動中ってのはどう?」
「どうと、言われても・・・」
「少なくとも、君には好評を博しているつもりなんだけどなぁ」
「それは、まあ」
今日も心臓くん(さん?)が頑張ってるからこそ、彼は生存できているわけで・・・。