准教授 高野先生の恋人

僕なりに?無い知恵を絞って??さりげなく???

“主張していた”ですとぉ!?

「あのですね、寛行さん……」

「あ゛ー、やっぱりさっぱりかぁ……」

私がみなまで言うまでもなく、彼は落胆の声とともに苦笑した。

だって、さりげなく主張してたなんて……それっていったいどれのこと???

「わかんなかったです、ごめんなさい」

「いや、君が謝ることじゃないから」

「でも……」

「僕ね、学生や後輩で名字じゃなくて名前で呼ぶのって、君だけだったんだよ」

「え゛っ!?だってあれは……」

「ん?」

「ゼミに鈴木さんが3人もいて鈴木だらけだったからじゃ……ち、違うの?」

「何言ってるの……同姓の学生がいるときはフルネームで呼ぶようにしてるよ」

「そうだったのぉ!?」


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