准教授 高野先生の恋人

「森岡先生の奥さんが正直羨ましいです。寛・・・高野先生のことたくさん知ってて」

「美穂でいいよ?それに、高野君のことまさか高野先生なんて呼んでないよね?ね?

私だって、龍ちゃんのゼミのコと話してるつもりないし。フツーでいいよ?」

森岡先生の・・・じゃなくて、美穂さんが気さくにそう言ってくれたから、

私はちょっとその言葉に甘えさせてもらおうと決めた。

「えと・・・本当に色々と話しちゃっても、聞いちゃったりしてもいいですか・・・?」

「どーぞ。鈴木さんには特別大サービス。

龍ちゃんも田丸君も、私ばっか高野君に迷惑かけてたみたいに言うけどね、

実はね、私だって同じくらい高野君の相談に乗ってあげたりしてたんだから!」

美穂さんはそう言うと、茶目っ気たっぷりにわざと頬をぷうと膨らませた。

安堵して気持ちを緩めた私は早速美穂さんに質問した。

「あの、“好恵さん”って・・・・・・???」

だって、“涼子ちゃん”以外の昔の彼女の登場は初めてだったから・・・。

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