准教授 高野先生の恋人

Y駅で別れるとき私と秋ちゃんは、やっぱりあつい抱擁をかわした。

しかも、今日の“友達ぎゅー”は特別仕様。

「ミラクルどすこい博愛固め!」

「うぉっ!な、なーんじゃそりゃ!?」

寛行さん秘伝の?最上級の抱きしめ方で私は秋ちゃんをぎゅうぎゅうと抱きしめた。

「秋ちゃん、頑張りすぎないでね」

「シオリンもだよ?」

「うん。遠くにいても私は味方だからね」

「シオリンは私の分まで真中に頼りなね」

「うん。家族3人仲良くね」

「シオリンも高野サンと、ね?」

「うん」

「手を離しちゃダメだかんね?」

「うん。絶対に離さない……」


3日後、秋ちゃんと律君は予定通り夏川さんの待つ札幌へと発っていった。

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