准教授 高野先生の恋人

そんなわけで、2次会からはOB・OGの先輩方も参戦しての完全な無礼講!

けれども――

お酒も苦手で、皆でワイワイというのも得意でない私は正直ちょっとお疲れモード。

そうはいっても、さすがにこの日は途中で帰るわけにもいかないし。

私は仕方なく隅っこのほうで、ぼんやりとただなんとなくそこに“居た”。

こんなんなら居ても居なくても一緒のように思われるかもだけど、それは大間違い。

こういうときに途中で帰ったりしたら、何を言われるかわかったもんじゃあない。

まして先生方が居ないとなるともう……。

あーあ、早く寛行さんのおうちに帰ってごろごろしたいなぁ……。

ぎゅっとしてもらって、思いっきりくんくんしたいなぁ……。

そんなことを考えながら、私はげんなりと溜息をつき肩を落とした。

そのとき――

なんだろう?女性の先輩方数名が入り口のほうへ急にキャイキャイ集まりだし、

そして、わらわらと“その人”を囲んで色めきたつ女性たちの輪が目に入った。

ずいぶん歓待されてるけど、いったい誰?


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