准教授 高野先生の恋人
真中君は両手に持っていた烏龍茶のグラスの片方をひょいと一つ私にくれた。
「シオリン、飲むよね?」
「うん。ありがとう」
烏龍茶片手に真中君が夢見る少女?のようにうっとりとした調子で語り始める。
「ボク、桜庭さんのファンなんだよねぇ」
「そうなんだ?」
「うん。すげーカッコいいよなぁって」
「そうかなぁ」
そりゃあまあ、華やかで奇麗な外見のことをカッコいいとするならば、そのとおり。
しかもその麗しさは既に女性陣にばかウケで桜庭さんはずっと囲まれっぱなしだった。
「桜庭さんて学部は国際C大学だからさ」
「へぇー」
「すべてにおいて洒落てるんだよねぇ」
「ふーん」