准教授 高野先生の恋人
本当は桜庭さんと話したくて仕方ないのに、お姉様方に阻まれて話せない真中君。
「シオリンも絶対ファンになるって」
「はいはい」
おかげで私は真中君から桜庭さんの素敵さについて散々聞かされるはめに……。
結局、二次会の間に私と真中君が桜庭さんと話す機会は訪れなかった。
もっとも……
私は桜庭さん本人と話す前に、真中君にすっかり桜庭通?にされてしまったのだけど。
タイミング良く上手い具合に私はなんとか三次会に行くことを免れた。
まったりごろごろ、すりすりくんくん、今夜は久しぶりの二人の夜。
寛行さんも忙しくて疲れているはずだから、私は車でのお迎えを丁重に断り、
なんとか終バスに飛び乗って、大好きな彼のもとへ会いたい気持ちと共に向かった。