准教授 高野先生の恋人
何を隠そう私のお母さんは短大卒業後すぐに幼馴染みであるお父さんと結婚したのだ。
聞くところによると、お母さんが学生の間、二人は中距離?恋愛をしていたらしい。
そんな事情もあって、お母さんは卒業後すぐにお父さんが暮らす地方へGO!
それから割とすぐに私ができて、産んで、育てて……と。
「んだったら問題ないんじゃない?別に」
「うーん。でもね、なんていうか……」
お母さんがぽつりと言ったことがあるのだ。
“社会に出てちゃんとお勤めしてみたかった気もするなぁ”って。
“もちろん自分の選択に後悔はないけど”って笑ってはいたけど。
だから、私にはそうして欲しいって思っているのかなぁ、なんて。
「スズキは考えすぎっていうか、囚われすぎなんじゃないかえ?」
「え?」
「“こうあるべきだ”とか“どうするべきか”とか“正解はどれだ?”みたいにさ」