准教授 高野先生の恋人

結局、私は鼻こちょこちょするインフルエンザの検査を受けることになった。

その結果は――

「おっ、陰性か。シロですね、鈴木さん」

あー、やっぱり、なんとなくそんな気はしていたのだ。

安心料294点……まあ、万一ってこともあるし無駄ではなかったとは思うけど。


診察を終えて待合室へ戻ると、寛行さんが、これまたおかしな様子で待っていた。

「おかえりー。先生、なんだって?」

「ん、フツーの風邪だって」

それより、寛行さん、何故に私のマフラーを首にぐるぐる巻いてるのですか???

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