准教授 高野先生の恋人

寛行さんは、私の頭突きなんてホントはぜんぜん痛くも痒くもないくせに、

大袈裟に、さも痛恨の一撃でも喰らったかのように、へたりよろりと倒れこんだ。

「うっ・・・・・・スキ・・・ヤ、キ・・・・・・」

「どんなダイイングメッセージですか・・・」

「ギ、ギュウ・・・・・・」

「・・・・・・」

アホか・・・っていうか、アホだ。

私の彼は履歴書的には高学歴の部類に入るんだろうけど、たぶん実はかなりアホだ。

そして――

彼のそんなところが好きで好きでたまらない私は、彼の上行く相当なアホだ。


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