恐怖 DUSTER
「もうすこし・・・」




「もうすこしで、ここから出られる・・・」




「弥生ちゃん、もうすくだよ・・・」




女の声は、さらに大きくハッキリ弥生の耳に聞こえてくる。




「いゃー!この手を早く取ってー!お願い早く取ってー!」





麻美の目には、手の主は弥生の背中で人の形になっていくように見えた。




「や、弥生の背中に人の形が現れ始めているの・・・どんどん・・・どんどん・・・」




「あ、麻美、バカっ!やめて!」




裕子が麻美の言葉を静止しようとしたが間に合わなかった。






麻美の一言で、弥生の恐怖は頂点へと上り詰めてしまう。





「いやだー!いやだー!いゃー!いゃー!いゃー!」





暴れだす弥生を必死に押さえる裕子と恵子。





恵子は必死に抑えながら、ひたすら女の名前を言い続けていた。




弥生のために・・・











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