ホスト 神
『かんぱぁ〜い♪』



今日は皆最初から飛ばしまくっているので、シャンパンやボトルがあちこちでオーダーされている。



その為、マイクコール歴四年のテルと、マイクコール歴二年半の響一の二人は、フロアを右に左に行ったり来たりだ。



それに併せて、一気をするヘルプ達も、狭いフロアを縦横無尽に動き回っている。



「やっぱり神君は良いなぁ〜♪なんか神君と居ると安心する。」



そう言って樹里は、ワイングラスを傾けながら俺の肩にもたれ掛かる。



「そう?それは有り難う。俺も樹里といると和むよ。」



「そのタキシード似合うねぇ!惚れちゃいそう!なんてもう惚れちゃってるけどね♪」



樹里は笑った顔が凄く可愛い。今日は薄いデニム生地のミニに上は黒のキャミ。その上にディオールのGジャンを羽織っている。



そんな俺の安らかな時間は、汚いダミ声で切り裂かれた。



「「ジュンちゃ〜ん♪」」



「「神ちゃ〜ん♪」」
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