天を仰ぎ
「ミユ様。本当にありがとうございます。」
ヒューはまた片膝を地面に付けミユに向かいお辞儀をした
太陽が沈みかけ二人は紅く照らされた
「いつ初雪が降るの?ヒューなら知っているんでしょ?」
「3日後でございます。」
そう…あと3日しかない
「3日後…。」
ミユは、ちゃんと力が戻るか心配だった
でも、やらなければシアンはこのまま死んでしまう
「絶体、シアンを助けるわ!」
力強くミユはヒューに宣言した