天を仰ぎ



ヒューは立ち上がるとミユを強く抱きしめる



「こんな事お願いしてすみません。ミユ様。」


「ヒューとシアンの役に立てるなら嬉しいわ。」


優しくミユは微笑む





だが、自信はなかった


まだ空を翔ぶ事すら出来ない自分が、はたして本当に出来るのだろうか




不安を隠しながらミユもまたヒューを抱きしめた



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