天を仰ぎ
「ミユ様はこのまま帰られますよね?私はもう一度シアンの元へ行ってから帰宅しますので。少し遅くなるのをご両親にお伝え下さい。」
「分かったわ。」
そう言うとヒューはシアンのいる病室へと歩いて行った
一人屋上の手すりに寄りかかり周りを見渡す
一度強い目眩に襲われた
『ミユ様!地上へ行ってみよ~よ!』
『ダメだよ。シアン。天使はトクベツな時以外は天から降りたら怒られちゃうよ。』
『いいじゃん!ちょっとだけ!ね!』