topic・トピック
一番若手の霊感・予知捜査管!?の入間が部屋に入るや否や瞬時に引きずり込まれた。
「うっ・・・・・・!?」

グサッ、鈍い音。
胃の辺りに、そして入間は、ヤラレタ。
昔の古めかしい槍によって串刺しにされ、しかし、壁際は、消えていて入間は、空中に浮いていた。

《私を捕まえてみろっ》
という血の文字も宙に浮いて書かれていた。
次第に槍と文字が消え、入間は、落ちた。
警察に対しての挑戦状だった。
鋭い目付きが尚も鋭くなる刑事達が事件を凝視、脳に記憶された。 storage

 科捜研の次のリーダーと言われる鶴田和子は、一人で色々な情報を集め内密に捜査していた。
(きっと何かある)

 危ないネタ(情報)に次々と首を突っ込んで行く。
「・・・・・・!?・・・・・・あれっ、何これっ・・・・・・!?」
 再度再度と確認する。
 ズーム・ピント合わせ・コンピューター処理。
 そして再生。
 見入る。
「これってピラミッド!?・・・・・・コブラ!?・・・・・・ファ・・・ファラオの呪い!?・・・・・・ネオファラオ!?・・・・・・えー、マジで・・・・・・!?」
 冷や汗をかき、雫を垂らす。
「・・・・・・も、も・し・か・し・て・・・これって・・・ヤバくない!?・・・・・・」

 食事後の移動途中、スタ、スタ、スタ、と 新宿のコンクリートジャングルを暑さにも負けじにと男を引き寄せるような Sexyなプロポーションで 背筋を伸ばした
 鶴田 和子は、仕事をこなして さっそうと歩いていた。
 障害物の多い街中の人込みを風を切るように すり抜けてゆく。

 ふと右側にある細い脇道に目を 奪われ、足を止める。(んっ、近道・・・)
 頭で考え合理的に効率良く 行動する彼女は、一瞬考え そして何が そんな答えを出したのか、日頃 頻繁に通りもしない 細くて薄暗いビルの間に足を踏み出した。
「フフッ、涼しくて いいわねっ。たまに冒険するのも・・・」
 向こう側に人の行き来するのが、見えていた。
六、七、八歩と歩を進める。
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