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静寂だった。 目を覚ましても一番小さい電灯がついているだけだった。
何となく物寂し気!?毛!? な感じが心!?に肌!?をよぎる。
何気なく首筋に気に掛かる物を手で指で払う!?

「・・・・・・何・そ・れ・!?・・・・・・嫌・な・の・!?・・・・・・寂・し・い・の・に・!?・・・・・・人・恋・し・い・の・に・!?・・・・・・私・の・気・持・ち・を・判・ら・せ・て・あ・げ・る・!?・・・・・・」

感じていた。 目をつむっている向こうに誰かが居る事を。
額に汗をかく。
一筋の雫が流れ落ちる。 恐る恐る瞳を開ける。
しかし、薄暗い部屋には、誰もいなかった。
視界には。

暗い所に濃紫の服を着た人形現れた、また他の所にも濃青の服を着た人形が現れた。

ゆっくりと起き上がり、中腰で目と首を動かして顔をキョロキョロさせた。

 しかし、視界に映らない所で紫・青・赤の服を着た人形が増えていく。

まだ感じていた。 存在を、視線を。

 黒く丸い幾つかのスポットライトが動いたり、交差したりして人形を隠していく、消していく。

疑って尚も探す目があった。
しかし、答えを出さぬまま、また横に成り、布団を掛けた・・・・・・!?

偽装だった・・・寝たと思わせて直ぐ様・・・起きて・・・真上の電器をつけた。
周りを見渡した。
誰も居なかった・・・・・・はずだった。

しかし、目を止めた目の前にいた。
赤い服を着たおかっぱ頭の人形が。
余りの怖さに辺りを見渡された・・・逃げようと・・・忘れようと。

見る所に見る所に紫や青の服を着たおかっぱ頭の人形がいて、次第に点滅するかの様に皆が皆、赤い服を着たおかっぱ頭の人形に変わっていった。

「わたしたち、私達、ワタシタチ・・・・・・!? 見える!?」
各々の人形達が声を揃えて喋った。
目を見開くと同時に床が口を開く。

「わぁ〜ぁ〜あ〜あっ・・・!?」
腕を伸ばし、天に向かって助けを求めるが・・・!?・・・おかっぱ頭の赤い服の人形達が大勢で男に覆いかぶされたり、引きずり込まされたりして落ちて行った。

明け方 部屋は、乱されて元の世界に戻っていた。 布団上に《娘からの贈り物》と書かれた紙が・・・・・・!?
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