龍の呪印~私の運命~
第2章待ち受ける試練
「クロス。行くよ」
(あぁ!)
バサッ
「俺達も行くぞ!!」
(了解!!)
バサッ


そして二匹のドラゴンと二人の旅人は空の旅に出た


「お前、いつからドラゴンに乗っている?」
「う~ん・・・分かんない。いつのまにか乗ってた」
「どう言う意味だよ」
「私さ、あんまり記憶が無いんだよね。はっきり言って、私は何処で生まれて、親は生きてるのかも分かんないし」
「記憶が無いって意味か?」
「うん。親の顔も分かんないって笑えるよね」

その時の瑠奈は笑顔だったけどその笑顔にはどこか切なさがあった

「いんじゃねぇの?お前はお前らしくゆっくり思い出して行けばいんだよ、時間はまだたっぷりあるし」
「そうね」


そして翌日

「ここはどこ?」
(さぁ~俺もさっぱりだ)
「ここは多分軍の基地が多いベロ二カ国だ」
(ベロ二カ国だと!?)
「クロス、ここうちなんとなく嫌い」
(やっぱし)
「クロス」
(どうした小僧?)
「お前瑠奈の事一番詳しそうだな」
(瑠奈が寝たら話そう)
「あぁ」

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