ミツカレ☆~最高の秘密彼氏~


「どなたが…?」



遙は疲れると無意味に敬語になるらしい。

確かに…誰だろう…?




「あぁ、そのことなんだが…。

俺も色々忙しくってな。

『かおるちゃん』だった気はするんだ。

苗字は…忘れた」




かおるちゃんねぇ…?

ってか先生苗字忘れたって…そこ、覚えといてよ。




「3年生にそんな子いましたっけ?

聞いたこと無いんですけど…」




私がそう尋ねると担任は「あ、そうだそうだ」と言い




「その…かおるちゃん?

1年…だった気がするんだ。

年下だけどな、やむを得なかったんだ。

仲良くしてやってくれよ?

生徒会のお前らだったら大丈夫だろうって事なんだから。

頼んだぞ~!!



あ。その代わり部屋は多少広いやつだから。

それでチャラ、な?」




「な?」って…。

おいおい…。

諸事情って何だよぉ…?

まぁ…良っか。

ホテルでは寝るだけだし。

1人増えても害は無いか。

< 72 / 128 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop