潔癖彼女ノ憂鬱
 半ば勢いで入った生徒会室。
 はじめて生徒会長と対面した時、杏子は恐ろしかった。

 射る様な目で睨まれ、冷たい口調で無断で入って来た事を咎めてきた。

 確かに私には非がある。だけど…

(生徒会長がこんなに横柄な人だったなんて…)

 杏子は内心、ショックだった。

 この容姿端麗、文武両道…どこを取っても完璧な生徒会長に憧れを抱いていたのに。

 いざ本人を目の前にしてみれば、完璧な人はいないと、改めて認識した。

―この人は危険だ。

 季夜を助けたのは生徒会長だが、あまり良い印象は残らなかった。


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