*Lover's Re Mode*
非金持ちの私は、毎月母から振り込まれる額から考えて、一杯いくらかも分からないセレブの飲み物は飲むわけにはいかなかった。
今更だけど、お断りしなきゃ!!
「すみません!あ、…あの…今、持ち合わせがなくて…」
寮では自炊をしているが、限りある食費が無くなるのは避けたい。
いつの間に注文されていたのか、断る間も無く用意されてしまった。
…クスクス。
おろおろする私を他所に、品のある笑い声を溢すお姉様方。
「まぁ、何て可愛いらしい方なのかしら」
「叶依様。お代の事なら心配要りませんわ」
「わたくし達が誘ったんですもの」
「え…でも」
「叶依様?良いことお教え致しますわ。実は学園内はこのカードがあればカフェテリアだけですが、お代は要りませんの」
すっと取り出したのはゴールドのカード。
表には星華メンバーズカードと書かれていた。
今更だけど、お断りしなきゃ!!
「すみません!あ、…あの…今、持ち合わせがなくて…」
寮では自炊をしているが、限りある食費が無くなるのは避けたい。
いつの間に注文されていたのか、断る間も無く用意されてしまった。
…クスクス。
おろおろする私を他所に、品のある笑い声を溢すお姉様方。
「まぁ、何て可愛いらしい方なのかしら」
「叶依様。お代の事なら心配要りませんわ」
「わたくし達が誘ったんですもの」
「え…でも」
「叶依様?良いことお教え致しますわ。実は学園内はこのカードがあればカフェテリアだけですが、お代は要りませんの」
すっと取り出したのはゴールドのカード。
表には星華メンバーズカードと書かれていた。