☆★心風★☆
「ねえ、架村いる?」



「え?架村さん?…あそこにいるけど」



男子が指さしたほうには席に座って本を読んでいる架村がいた。



「あ、サンキュ。…架村~!」



俺は平然を装って緊張しながらも架村に声をかけた。



すると架村は俺に気づき、ニコッと笑って本を閉じた。



そして俺のところまでチョコチョコと歩いてきた。



その姿があまりにも可愛くて、思わず「可愛い」と言ってしまいそうになった。



あぶねーあぶねー…


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