先生、私が変えてあげる♪


キュ、キュ、キュ、キュ。



てこ、てこ、てこ、てこ。




「なぁ・・・」



「ん~?」



「何でついてくるワケ?」



「何でもぉ~」




中庭から戻り、職員室に行こうとしている時、なぜか蒼井が後ろにいるのだ。




「俺、なにか仕事でも頼んだっけ?」



「いんやっ!違いますよ?」



「じゃあ、何か、職員室に用?」



「いいえ?」



「じゃあ、お前は何しに来てるんだ?」



「え~?まぁ、先生が、ちゃんと職員室まで行けるかなぁ~って」



「・・・・・俺をだれだと思ってんだ?」



「教師!」


「おー、分かってんじゃねぇか。じゃあ、教師は一人で職員室に行けるんで、教室にけぇれ!!」


「・・・・・」



蒼井は明らかにイヤな顔をしていた。



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