先生、私が変えてあげる♪
「じゃ、さっそく号令」
「きりぃーつ!」
ガタガタ、と音を立てながら教室中のやつらはたった。
「れぇぃ!!」
『おねがしやぁぁぁっす!!』
まったく・・・返事だけはいいやつ・・・ら・・・あれ?
この返事っていいのか?
と、変な疑問を浮かべた京であった。
そして、50分間、夏休みの課題=宿題を次々とくばっていった。
その途中、バチッ、っと蒼井と目があった。
蒼井はヒラヒラと笑顔で手をふっていた。
京は手を振り返すこともせず目だけをそっぽ向いて、課題を配っていた。
「んじゃぁ・・・まぁ・・・以上だな」
『多っ!!』
と、クラスからブーイングが吹っ飛んできた。