先生、私が変えてあげる♪
「つーことで、今日の授業は終わり」
その直後、静かな教室にチャイムが響いたのであった。
「センセー・・・」
「んぁ?」
声をかけてきたのは蒼井だった。
「なんだ?」
「先生って、怒ると怖いよね」
「そうか?」
「・・・・・うん、絶対」
そうなのかぁ・・・、などとのんきに思っている京だった。
「でも、今日の授業は全部終わったネ♪」
「そうだな」
「明日で1学期最後かぁ~・・・高校生活9分の7が終わっちゃったなぁ」
「そうだな」
「先生も悲しい?」
俺の机に肘をついて、笑顔で蒼井は問いかけてきた。
「いや?俺は、まだまだここの学校に残るからな」
「はぁー・・・そっかぁ・・・いいなぁ」