先生、私が変えてあげる♪
「まぁ、後の二人は・・・『女』、だな」
「か、彼女!!??」
「・・・・・まぁ。正輝と俺の」
「う、っそ・・・?」
「マジ」
昔、俺にだって彼女はいた。
いつも明るく笑顔だった。
『京!』
ソプラノが入ったその声で、いつも俺の名前を呼んでいた。
そいつは、明るくて優しくて、人気者だった。
なのに、なぜか俺とつきあった。
最初は同情みたいなのでつきあっているんだと思った。
でも、それは違った。
『京!大好き!』
『最近、デートしてないから寂しいなぁ・・・』
とっても可愛いやつだった。