先生、私が変えてあげる♪
「はぁ・・・・・」
俺はため息をつき、職員室へと戻っていった。
「京ぴょーん」
「だからぁ・・・!!!」
「うー・・・見てよこれぇ」
「あ?」
正輝が手に持っていたのはバナナ。
「ば、バナナ?」
「うん、でもね?ほらぁー!!」
正輝が押しつけるように、俺の目の前までバナナを持ってきた。
「虫に食われてんのーーーー!!!」
「・・・・・」
俺に言われても・・・・・。
「ひどぃよぅ。せっかくあとで食べようと思ってたのにぃ・・・」
「お前・・・バナナを机の中に入れすぎだ・・・」
正輝は、いっつも職員室の机の中に、バナナを入れている。
約5本ほど。