先生、私が変えてあげる♪
「いや、あの、京さんが好きって言ってたのでー・・・ちょっと、聴いてみた、みたいな?」
おろおろと目を泳がしながら、蒼井は答える。
「そーか。・・・どうだった?」
あまり、これ以上は聞かないで、と顔に書いてあったので、話題を少しそらす。
「はい!もう、めちゃくちゃよかったです!まさか、こんな所にこんないいグループがいるなんて思ってもなかったッス!!」
キラキラと、目を輝かせた蒼井は、ぎゅっとアルバムを握りしめた。
「・・・今度、サガレンバンドのアルバム、聴いておく」
「ぅえ!?マジですか!?」
「おう。お前が聴いてくれたように、俺も聴いておいてやるよ」
「お、おお・・・!」
蒼井は、やや驚いたように、パチパチと目を動かし、アルバムをカバンの中に入れた。