先生、私が変えてあげる♪
さっきから、ずっとしゃべりまくっている蒼井は、常に笑顔だ。
前までとは違う、心からの笑顔の気がする。
その笑顔を見てほっとしている自分は、きっと教師としての責任を果たしたから。
蒼井を女と意識するのは、ないのだ。
だから、別に、緊張なんざ、しなくていい。
「いやぁもーねぇ、全然宿題終わってないんスよー」
「だったらやれよ!」
「それが、この暑さとかでもう色々ねー、大変なんスよ。だから、おしえてくださいましっ。京さん教師でしょー」
さっきから、宿題を教えろ教えろとうるさいこの女は、口をとがらして、俺を見ていた。
なんでこんな暑い日に、宿題をやってない奴の面倒なんか。