先生、私が変えてあげる♪



「じゃ、以上。委員長」



「きりぃーつ。きおつけ。れー」



『あぁっしたぁ!!!』



なんだよそのあいさつ。


ま、めんどいから何もいわねぇけど。


「セーンセッ★」


「・・・あぁ、蒼井か」



この蒼井 実凪は何かと俺に話しかけてくる。



「何だ?」


「センセって、国語科だよね?」


「覚えてくれてないんだな、悲しいわ俺」


「ごめんなさいっ!!それは謝るけど!!・・・『や』って、漢字何がある?」



『や』・・・・・??


『や』って・・・・。



「屋、夜、矢、八、家、野、谷、也、弥、冶・・・とか?」



黒板に一通り書いてみた。



「すごっ!先生すごっ!!」


「いや、常識だから」


「アッハハ~そっかな?ま、ありがとござましたっ!!」


嵐のように、蒼井は去っていった。


「なんだ?」

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