先生、私が変えてあげる♪



「センセー!!まぁった髪の毛立ってる!!!」


「いーのいーの。めんどくせぇし」


「何それ!?それでも教師!?」


「それでも教師」



そんなたわいのない会話を生徒とし、俺は教室を出て行った。



「はぁ~・・・あ、次は3組に授業かぁ・・・」



俺は国語教師だからなぁ・・・。

あ、一応字は綺麗だからね。

国語教師だし。



って、俺どんだけ 国語教師 を強調してんだ?



「センセー!!」


「あ?」


「おゎっ!!いきなり振り返るなよ!てか、どこ見てんの?」


「さぁ・・・未知の世界・・・」


「なにそれぇ~!おもろっ!!」



男子生徒が肩を揺らして笑っていた。



「ねぇねぇ。次の授業の用意って何?」


「んぁ?あー・・・いつもと一緒」


「りょーかぃー!じゃねセンセ」


「おぉ」



そういって男子生徒は去っていった。


あいつは・・・7組のやつか。



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