お嬢様と執事の関係




「何で泣いてるわけ?」

えっ・・・

泣いてるの?

そっと肌に触れてみると
涙が出ている

「・・・なんでもないよ・・」

急いでとめようとするけど
止まりそうもない


「なんでもなくて泣くわけないでしょ。」


「ほんとに何でもないですから。あの・・ありがとう」



この場から立ち去りたかった

泣いてるのが嫌だったわけでもなくて
どうしようもない自分がいたから

私は何考えてた?

稜哉のことから離れられないのはなんで?



< 111 / 205 >

この作品をシェア

pagetop