お嬢様と執事の関係




「お嬢様、


 こちらにちゃんと
 目を向けてください。」




たぶんずっとうつむいてる。

稜哉の声はドキリとする


目を向けると

「稜哉になって、

 いやと言っても止まれないの覚悟しといてくださいね。」


「・・・・うん。」

もうそこにはさっきまで執事でいたのとはちがくて
私が惚れた稜哉の姿だった。

稜哉は壊れないように
そっと私に触れてくれる


その姿さえもかっこよく見える


そうしてこの日の夜は本当に幸せだった


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