チェンジ!!
決めた。



オレの好きな奴は、芽依だ。



真莉乃は、妹みてぇなもんだった。



芽依の目も、口も鼻も。



全部真莉乃にはないんだよ。



全部愛しく思わねぇ。



芽依のと胸の高鳴り方が全然違う。



芽依しか…目にはいんねぇ。



プルルル~



『はぁ…?』



オレの言った事キチンと守ってるし!



『オレだよ。蓮斗。』



『あっ…何ですか?』



『真莉乃…を好きじゃ無くなっちまった。』



わりぃな。頭から離れないんだよ。芽衣がー…



『な…んで、真莉乃をフレっていうの?』



『わりっ…『バカッ!真莉乃に対する気持ちってそんなもん!?』



初めて芽依に怒られた。



『好きな奴が…できたんだよー…』



『っ…わかりました。』



〔ブツっ〕と電話を切られたけど、後悔はしてねぇ。



芽衣が、好きだから。
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